この記事では、Excel または CSV ファイルからデータ グリッドにデータをインポートできる AgilePoint NX v9.0 の一部としてリリースされた新機能について説明します。
過去数年間、当社は Excel 統合に多大な投資を行ってきました。その範囲は、フォーム ベース アプリのデータ ソースとしての Excel のサポートから、フォーム対応の Excel シート、Excel のデータを使用したデータ エンティティの生成、Excel の読み取りおよび書き込みアクティビティ、フォームから CSV へのデータのエクスポート、Excel からサブフォームへのデータのインポートなど多岐にわたります。
顧客ベースから強く要望の高かった機能である、Excel または CSV ファイルからデータ グリッドへのデータのインポートをサポートすることで、さらにレベルアップしました。
簡単にまとめると、データ グリッドは、eForms ページ上の複雑なコントロールであり、データをマトリックス構造 (行と列) で保持し、一括操作を可能にするように設計されています。
製品の使用状況に関する洞察から、特定のユースケースでは、エンド ユーザーが Excel ファイルの内容を eForm ページに手動で入力していることが明らかになりました。それでは、この機能でこのアクティビティを自動化する方法を見てみましょう。まず、データ グリッドでサポートされている標準のデータ型 (数値、日付、テキストなど) が、Excel または CSV の対応するセルに存在している必要があります。現在サポートされているのは、拡張子が XLS、XLSX、CSV のファイルです。
フォーム開発者は、設計時にチェックボックスを使用してこの機能を有効にする必要があります。実行時には、Excel インポート アイコンがデータ グリッド メニューに表示されます。ユーザーが Excel テンプレートの形式に自信がない場合は、テンプレートのダウンロード オプションを使用して、インポート前にテンプレートにデータを入力できます。
この機能を使用する場合は、フォームに過度なデータ解析負荷がかからないように、Excel ファイルのサイズを適切なレベル (たとえば 5 MB) に抑えることをお勧めします。また、多数の行と列をレンダリングする必要があるため、フォームに過度の負荷がかからないように、インポートする行の数も適切なレベル (たとえば 100 行未満) に抑えることをお勧めします。ファイルが大きい場合は、プロセス モデルを使用して Excel から行を読み取り、基盤となるシステムに直接マップするなどの代替手段を検討する必要があります。
この機能が実際にどのように機能するかを見てみましょう。(※動画の音声は英語です。)
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